株式会社宮本製作所
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業務内容  
◆ 宮本製作所の仕事
宮本製作所は試作品製造の最も初期の工程となる3Dモデリング及び木型の製作をパワフルに行うことにより試作品開発を初期の段階から開発者と共に関わります。

提案型のもの作りを念頭に、当社で蓄積した素形材に関する知識を図面にフィードバックする事により、開発者が試作品に求める品質をサポートいたします。
また、次工程となる砂型鋳造機械加工は同時点での一貫手配が可能となり「鋳造法案」「加工治具」の段取の一元化が実現しタイムロスのないスピーディーな試作製作が可能となります。

ここでは宮本製作所が携わる仕事の主な3つの分野の概略をご紹介いたします。
■ 木型というもの 木型
鋳造における木型の役割として、古くは奈良時代の仏像製作に木型による砂型鋳造が用いられていた事をご存知の方も多いことと思います。
そのような歴史のある木型も産業として一般に知られるようになったのはずっとあとで、江戸幕府によって作られた造船所で鋳造用木型が作られたのがこの産業の始まりといわれています。
のち、明治維新後には急速な産業革命がおこり、鋳物の需要とともに木型の需要が拡大していきました。
戦前戦後を経て現代では高度経済成長による産業の発展に伴い複雑化する素形材の世界に各産業の分野から木型への新たな技術的な要求と需要が増大していきました。
今日ではより精密な精度、形状を求めてCAD/CAMによる木型製作への変遷が起こっています。宮本製作所は1990年からCADシステムの導入を先駆け、時代の先頭に立ちました。
技術革新の波は留まりません。産業界の大きな期待と共に木型産業は新たな可能性を秘めて、先端技術産業の領域に発展中です。
 
砂型鋳造 ■ 砂型鋳造ってなに
  文字通り砂による造型を行い、その鋳型に金属の溶解物を注湯する鋳造方法で、基本的には重力に任せた湯回しです。
砂は粘土分を含まない天然けい砂、人口けい砂等に液体樹脂と硬化剤で混錬して木型に詰めて硬化したところで砂鋳型を木型から抜型します。
できた鋳型を組み立ててその空洞部に溶解した金属溶解湯を流し込みます。
金属を溶解する時、鋳造する製品の形状や大きさ、肉厚などを勘案して溶解温度を設定し脱ガス処理等を行います。
この仕事の仕方次第で製品の内部に気泡ができてしまったりうまく湯が回らなかったりします。
宮本製作所は木型の製作時から鋳造法案の立案を考慮した型作りを行い、鋳造作業の効率化を図ります。
その他の鋳造方法としてダイカスト鋳造法や金型鋳造法などがあり、設備費用はかかりますが砂型に比べ大量生産が可能です。
しかし臨機応変に形状変更に対応できる砂型鋳造の方が試作の製作には適しているといえます。
■ 試作加工の特徴 試作加工
試作、開発部品の加工には特徴があります。
金属部品加工ではありますが、精密性や加工技術の幅広い知識が求められるのと同時に試作品に内在するあらゆる情報を探るという目的性を持っています。
量産加工に入る前段階で、ただ単に部品としての形にするだけではなく、生産時の製造方法を想定し、あらゆる角度から問題点の有無を見極める重要な工程になります。
したがって図面による指示内容の履行だけでは目的の達成に至りません。
量産の加工に入る前段階で、試作品として部品を最適化する提案等が重要な仕事になってきます。加工精度が優れていることに加えて、そのプラスαが重要です。
宮本製作所では、これらの仕事の流れに最初から関わる事により次工程の立ち上がりの迅速化を促し、途中工程で出る技術的な諸問題を一元的に検証して開発担当者にフィードバックすることで試作の流れを最適な形で調和させます。
また、生産加工に対応する生産工程作りにもそのノウハウを提供して生産ラインの確立にも寄与します。
 

 
 
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